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メイド・イン・ジャパンという
共通言語が生んだスペシャルデニム

道具としての本質を備えつつ洗練された、“持つ喜び”を感じていただける鞄を作るために、エルゴポックでは設立以来ずっと丹念で意識の高い日本のものづくりにこだわってきました。さらに2018年春には、より多くの人にその上質なものづくりを知ってほしいという思いから、国内屈指の靴工場とタッグを組み、ブランドの顔ともいうべきワキシングレザーを用いた靴を発表。メイド・イン・ジャパンへのこだわりをバッグ以外のジャンルにも広げています。

今回ここにご紹介するのは、そんな「日本のものづくりコラボレーション」の第2段となる『エルゴポック×エドウィン』のデニムです。並々ならぬこだわりと技術力を注いで作られるエドウィンのデニム。そのものづくりに感銘を受けた私たちは、業種の壁を超えたコラボレーションを働きかけました。さらに製品の企画にあたっては、エルゴポックとエドウィンの両者をよく知る人気男性誌『LEON』にディレクションを依頼。ヨーロッパ向けに開発されたテーパードシルエットE-STANDARDをベースに、エルゴポックの情熱とLEONのセンスが加味されたスペシャルモデルを製作しました。

日本のものづくりは東北にあり

ニッポンのデニムといえば、その生地産地である岡山が有名ですが、生産拠点は実は東北にあります。今回スペシャルコラボレーションが実現したエドウィンのデニムが作られているのも秋田の工場。欧米での評価も高い上質なメイド・イン・ジャパン デニムは、ここ東北の地から世界へと発信されているのです。

縫製編

1.原反倉庫

生地の原反が工場に届くと一旦倉庫に入ります。自動ラック倉庫と呼ばれるこの倉庫には全130ラック、原反14万メートル分の生地が収納可能。巨大な倉庫の天井まで積み上げられた原反は無人のリフトによって収納、回収ができるオートメーションシステムで管理されています。

2.裁断

裁断には全長25メートルの裁断機を使用。100メートルの反物を4分の1ずつ伸ばし、1回にデニム1200本分のパーツを裁断します。型紙は存在せず、コンピュータに入力されたパターンデータに基づいてオートメーションで裁断が行われます。

3.裁断下準備

裁断されたパーツを縫製する前に下準備を行います。フロントポケットの向こう布にはスレーキ(袋布)とコインポケット(右のみ)、さらにデニムの顔たるバックポケットのステッチもこの段階で入ります。

4.ポケットスレーキ付け

ここから本格的な縫製がスタート。まずはデニムの前身に、下準備でスレーキを付けたフロントポケットの向こう布を縫い付けます。

5.前立て付け

次にフロントの前立てを縫い付けます。ボタンフロントとジップフロントではパーツの異なる場所。今回のスペシャルモデルはボタンフロント仕様です。

6.前身の左右を接合

前立ての下で前身の左右をつなぎ合わせます。精度の高い技術を要する難しい工程です。

7.ヨークの巻き縫い

続いて後ろ身。まずはヨークを縫い付けます。穿いた際に力のかかる部分なので、太い番手の糸でしっかりと巻き縫いを施します。

8.バックポケット付け

レーザーポインターで付け位置を指定できるミシンを使い、後ろ身にバックポケットを縫い付けます。その後、ポケットが外れないよう上部にしっかりとカンヌキ止めを施します。

9.後ろ身の左右を接合

後ろ身の左右を接合します。着用時に最も力のかかる部分ゆえ、ここもヨーク同様太番手の糸を用い、巻き縫いでしっかりと。デニムの縫製作業の中でも特に高い技術を要する箇所です。

10.前後の身頃の縫い合わせ

前身、後ろ身それぞれの主要パーツが組み上がったら、前後の身頃を内股の部分で裏側から縫製。左右の裾から裾までをインターロックミシンで一気に縫い上げます。

11.内股のステッチがけ

裏側から縫い上げた内股に、さらに表側からステッチをかけます。元来ワークウェアとして誕生したデニムならではの堅牢な縫製です。

12.小股のカンヌキ止め

デニムらしい堅牢な縫製はさらに続きます。前後左右の身頃が交差する小股の接合部、前立てのエンド部分、前立てのコーナーの3箇所はカンヌキ止めでがっちりと補強。

13.ハンガーシステムの始まり

この縫製工場では世界でも非常に珍しい“ハンガーシステム”を導入。前後左右の身頃を縫い合わせたデニムはハンガーに吊るされ、その後の縫製ラインに流れていきます。このシステムにより各パートの職人は、当該箇所の縫製が終わったデニムを台などに置く時間と手間をかけることなく、縫製作業だけに専念できるのです。

14.脇縫い

両脚の脇を裏側からインターロックミシンで縫い上げます。

15.脇のコバステッチ

力のかかる脇のコバ部分には外側からもしっかりとステッチをかけます。

16.ウエストバンド付け

左右両方のレッグが仕上がったこの段階でウエストバンドを取り付けます。

17.ウエストバンドのステッチがけ

ウエストバンドのトップにもステッチがけを行います。堅牢さを求め、穿いた時に力のかかる部分や当たる部分には、とことんステッチを施し補強するのがデニムの作り方。そして、このコントラストの効いたステッチが、見た目においてもデニムらしさを生むのです。

18.ボタン付け

フロントのボタンを装着します。さらに同じ職人が別のミシンを使いボタンホールも施します。ちなみにボタンはYKK製で、ボタンを穿つマシンもYKKからリースによって提供された専用のものを使用します。

19.ベルトループ付け

ウエストバンドの裏に「E-STANNDARD」専用の織りラベルを付けた後、ウエストバンドの表側にベルトループを装着します。バックポケット同様、レーザーポインターで正確な付け位置を確認できるミシンを使用。

20.リベット打ち

ウエストバンドの裏に「E-STANNDARD」専用の織りラベルを付けた後、ウエストバンドの表側にベルトループを装着します。バックポケット同様、レーザーポインターで正確な付け位置を確認できるミシンを使用。

21.裾の処理

最後に裾をチェーンステッチで処理したら、加工前のリジッドデニムが完成します。

22.検品

完成した製品を1本1本丹念に検品し、はみ出した縫い糸をカット。その後、製品は加工を行う別の工場へと送られます。

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